社交ダンスのヘアスタイル完全ガイド|女性・男性別の基本とポイント
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社交ダンスにおいて、髪型は単なるファッションではなく、「演技の一部」とも言える重要な要素です。
きちんと整えられた髪型は、ダンスそのものを美しく見せます。見た目の印象だけでなく全体の美しさに反映されるので、観客や審査員に好印象を与えます。
逆に、乱れた髪や場にそぐわないスタイルは、どんなにダンスが上手でも印象を下げてしまう事があります。
本記事では、女性・男性別の基本的な社交ダンスのヘアスタイルから、スタンダード・ラテンの違い、必要なアイテム、よくある失敗と対策まで、幅広くご紹介します。
初心者の方も競技会を目指す方もぜひ、ご参考にしてみてください。
女性の社交ダンスヘアスタイル
定番の髪型
女性の社交ダンスで最も定番とされているのは、「シニヨン」や「夜会巻き」です。
髪をスッキリとまとめる事で、首筋や姿勢が強調され、踊りの所作そのものが一層引き立ちます。
特にスタンダード種目では、クラシックで端正な雰囲気が重視されるので、この様なアップスタイルが好まれます。
初心者の方は、低めの位置でまとめたシニヨンにするだけでも十分でしょう。
シンプルでありながらも清潔感があり、踊っている最中に髪が乱れる心配もなく、安心してステップに集中できます。
髪の長さ別の工夫
•ロングヘア:髪量が多い分、編み込みやねじりを加えてからまとめると。より崩れにくくなります。仕上げにジェル・スプレーで固めると長時間の競技でも安心です。
•ミディアムヘア:毛先を内側に折り込んでまとめることで、シニヨン風や夜会巻き風のアレンジが可能。やはり、ジェル・スプレーでしっかりと固めましょう。
•ショートヘア:そのままではボリュームが出にくいですが、ジェルでタイトにまとめる事でシャープな印象を演出できます。こちらも仕上げにスプレーでしっかりと固めましょう。
競技会やパーティーで映えるアレンジ
競技では、表情が見える様にスッキリとまとめ、ラインストーンをあしらったネットや華やかなヘアアクセをプラスすると、遠くの観客席からも存在感を放つ事ができます。
強い照明に当たるとキラキラと輝き、演技そのものがよりドラマチックに見える効果もあります。
パーティーでは、キラキラも良いですが、ほんの少し柔らかめに仕上げて女性らしいフェミニンさを加えても雰囲気が一変します。
顔まわりにニュアンスを残したりする事で、親しみやすさと華やかさが両立できます。
男性の社交ダンスヘアスタイル
定番スタイル
男性の場合、定番とされるのは「オールバック」や「七三分け」です。
額を出して顔をしっかりと見せる事で、表情が明瞭に伝わり、自信や力強さが強調されます。特に競技会では、堂々とした印象を与える事が大切で、髪型がその役割を担います。
髪質・顔立ちに合わせる工夫
•髪が柔らかい方:ボリュームが出にくいので、ワックスで形を作った後にスプレーでしっかりと固めるのがオススメです。
•髪が固い方:動きをコントロールしやすい様にグリースを使い、自然な艶を出すとスマートに仕上がります。
•顔が丸い方:縦ラインを意識してトップを立ち上げると、シャープな印象をプラスできます。
•面長の方:サイドに少しボリュームを持たせて横の広がりを演出する事で、バランスの良い輪郭に整います。
スタイリング剤の活用
男性の髪型は、一見シンプルに見えても「いかに崩れないか」が勝負です。
ワックス・ポマード・ジェル・スプレーをシーンによって使い分ける事が大切です。普段の練習では軽めに整える程度でも良いですが、競技やデモンストレーションの際には、長時間踊っても乱れない様に「ハードスプレー」でしっかりと固定する事が基本です。
また、照明の下ではツヤがある方が表情が引き立つので、ジェルやグリースで適度に光沢を加えると舞台映えします。
スタンダードとラテンでの違い
スタンダード
スタンダード種目(ワルツ・タンゴ・スローフォックストロット・クイックステップ・ヴェニーズワルツ)では、クラシックで端正な印象が重視されます。
踊りの優雅さやシルエットを引き立てるため、髪型は「シンプルかつ上品」で優雅なイメージであることが大切です。
女性はタイトにまとめたシニヨンや夜会巻きが基本。回転の多いので、形が崩れない様にしっかりと固定することで、首筋や背筋のラインが際立ち、スタンダード特有のホールドや大きなフレームを美しく見せる事ができます。
髪が乱れにくく、観客や審査員の視線が自然と表情や姿勢に集中するのもメリットです。
男性はオールバックが定番で、清潔感と堂々とした雰囲気を演出します。前髪を上げることで顔全体が明るく見え、リードする際の自信や安定感を表現する効果があります。
スタンダードでは派手さよりも「上品さ」や「端正さ」を優先するのが特徴と言えるでしょう。
ラテン
ラテン種目(チャチャチャ・ルンバ・サンバ・パソドブレ・ジャイブ)は、力強さとセクシーさ、リズム感を表現する事が求められます。
動きが激しい分、髪型も「動きそのものを魅せる」デザインが重視されたりします。
女性は髪を大きく波打たせるようにセットしたり、高めの位置でまとめたポニーテール風スタイルも。
さらにエクステやヘアアクセを活用してボリュームを出したり、ストーンを散りばめて光を反射させるなど、華やかな演出が映えます。
男性もワイルドさや力強さを演出する髪型が好まれます。
ジェルでツヤを強調して立ち上げたり、無造作に流すスタイルは、ラテン特有の情熱的でエネルギッシュな動きと相性抜群です。
社交ダンスヘアスタイルを整えるための必須アイテム
社交ダンスのヘアセットは、日常のヘアアレンジよりもしっかりとした固定力と美しい仕上がりが求められます。そのため、専用のアイテムを揃えておくことがとても大切です。
女性用アイテム
•ネット・オーナメント:まとめた髪をしっかり覆い、乱れをを防ぎます。特に競技会や長時間のイベントでは必須。ストーン付きの華やかなタイプを使えば、ヘアアクセとしても映えます。
•アメピン・Uピン:細かい毛束を固定するのに使います。踊っている最中に崩れない様、多めに用意しておくと安心です。
•協力スプレー:髪全体を固める仕上げに必須。ハードタイプを選ぶ事で長時間の踊りにも耐えられます。
•ストーン付きヘアアクセサリー:ライトを浴びると輝き、遠くの観客にも印象的に映ります。ドレスやメイクとトータルでコーディネイトすると完成度が一気に高まります。
男性用アイテム
•ワックス:髪の流れや形を整えるベース作りに使用。程よいホールド力があり、自然な仕上がりに。
•グリース:艶やかでクラシックな印象を出すのに最適。オールバックなど、スタンダード種目にピッタリ。
•ジェル:髪をしっかりとおさえたり、ラテンの力強さを表現する際にも有効。光沢感もあります。
•ハードスプレー:仕上げに全体を固めることで、長時間の競技でも崩れにくく安心。汗をかいても型崩れを防ぎます。
男女共通アイテム
•コーム(櫛):髪の流れを整えたり、ピンを差し込みやすくするために必須。細かい目と粗い目の両方を用意すると便利。
•鏡:会場によっては大きな鏡が使えないこともあるため、持ち運び用の鏡があると安心。
•ヘアゴム:髪をまとめる基礎アイテム。滑りにくいタイプを選ぶとセットが安定します。
これらを事前にセットでそろえておくと、練習後に急にパーティーへ参加する事になった時や大会当日の慌ただしい準備の中でもスムーズに対応できます。
「専用ポーチ」を作って常にダンス用バッグに入れておくと、不測の事態にもすぐに対応でき、安心して本番に臨めるでしょう。
セルフセットVS美容師依頼|社交ダンスヘアスタイルを仕上げるにはどちらが良い?
セルフセットのメリット
セルフでセットを行う最大の魅力は、やはりコストを抑えられる事です。
大会やパーティーは頻繁にあるため、厥たびに美容院に行くのは経済的に大きな負担となります。
セルフで練習を重ねれば、自分なりの《いつもの髪型》を作れるため、練習の時点から本番と同じ感覚で踊れるのも大きなメリットです。
また、自分好みに細かく調整できる点もポイント。今日はきっちりと固めたい、少し柔らかめに仕上げたい等、微妙なニュアンスをその場で調整できるのはセルフならではです。
美容師に依頼するメリット
社交ダンス専門美容師に依頼すると完成度の高さが格段に違います。
プロの技術で仕上げてもらうと、見た目が洗練されるだけでなく、長時間踊っても崩れにくいヘアセットが可能です。
競技会仕様の特別なデザインや大胆な立体感のあるアレンジもプロならでは。照明や観客席からの見え方まで計算されたセットは、ステージ映えに直結します。
上手な使い分け
日常の小さなパーティー・競技はセルフセットで、大きな大会や大規模なイベントは美容師に依頼するなど、状況に応じて使い分けるのが理想的です。
自分である程度できる様に練習しつつ、特別な場面ではプロの力を借りる、というスタンスが安心です。
社交ダンスヘアスタイルに映えるヘアアクセサリーの選び方
ヘアスタイルの仕上がりを大きく左右するのがアクセサリー選びです。適切なアイテムを取り入れることで、シンプルなまとめ髪も一気に華やかに変わります。
ドレスとの色合わせ
基本はドレスと同色でまとめるのが王道です。
例えば、赤いドレスなら赤やゴールド、青いドレスならブルーやシルバーを合わせると統一感が出ます。
一方で、反対色を使ってアクセントを効かせる方法もあります。黒いドレスに赤のアクセサリーを合わせると情熱的で視線を引きつける効果があります。
形や大きさの工夫
アクセサリーは大きければ目立ちますが、踊りに支障のでないサイズ感が重要です。
適度に大きいものは動いた時に引っかかったり、相手の視線を奪いすぎてしまうことも。程よい大きさを選び、髪型とのバランスを意識しましょう。
素材による印象
ストーンやストーン付きアクセサリーは、照明を浴びるとキラキラと光り、観客席からの視認性が高まります。
また、羽根や布花を取り入れると柔らかい印象や華やかさを演出できます。ラテンでは動きのある素材、スタンダードではクラシックな光沢系素材がよく使われております。
社交ダンスドレス専門店での提案
社交ダンスドレス専門店「白樺ドレス」では、ドレスとのコーディネートを考慮したオリジナルアクセサリーのご提案も可能です。
スタッフ自身が日頃から社交ダンスを楽しんでいるため、「このドレスなら、この髪型とこのアクセサリーが映える」といった実践的なアドバイスも受けられるのが大きな魅力です。
社交ダンスヘアスタイルでのよくある失敗と対策
•踊っている最中に崩れる:ピンの本数を増やし、仕上げのハードスプレーをしっかりと使用
•スタイリング剤の使い過ぎでベタベタ:適量を守り、最後に全体を整える
•ドレスと髪型の雰囲気が合わない:専門スタッフに相談し、トータルコーディネートを意識
まとめ
社交ダンスのヘアスタイルは、単なる髪型ではなく「ダンスの表現の一部」です。
基本、形は崩れない・顔が見える・ツヤ感がある・衣装に合ってるとダンス全体がより魅力的に見えます。
自分らしい髪型を見つけ、ドレスと合わせてトータルコーディネートする事が強い印象を残すポイントです。
白樺ドレスオンラインショップよりスプレー・ジェルはご購入できます
【社交ダンスドレス販売・レンタルの専門店】白樺ドレスでのサポート
スタッフ自身も日常的にダンスを楽しんでいるため、実際に踊る目線で「動きやすさ」「映える髪型とドレスの相性」までアドバイス可能です。
練習ウェアから本番用ドレス、さらに髪型に合わせたアクセサリー提案までトータルでサポートいたします。初心者の方も競技会を目指す方も、どうぞお気軽にご相談ください。